【BOOKレビュー】チームの強化に役立ちそうな本──勝手にレビュー #20『OPENNESS(オープネス) 職場の「空気」が結果を決める』
“オープンさ”の重要性をデータで説く
本書は、企業組織の「OPENNESS(オープネス)」を高めることの大切さと、そのためのハウツーを説いた一冊である。メインテーマである「オープネス」とは、組織の「オープンさ」を意味するもので、経営陣を含めた組織の全員が、どこまでオープンに情報や体験を共有し、相互信頼の関係を構築・維持できるかを表している。
今日、米国の有力企業・成長企業の多くが、こうしたオープネスの維持・向上を、組織戦略の中心に据えている。本書は、そうすることがなぜ重要なのか、また、オープネスを高めるためには、何をどうすればよいのかを知るための参考書でもある。
著者の北野 唯我氏は、博...