『ウィニングカルチャー: 勝ちぐせのある人と組織のつくりかた』── チームの強化に役立ちそうな本を勝手にレビュー #40
組織文化の変革が勝てるチームの条件となる
著者の中竹竜二氏は、早稲田大学ラグビー蹴球部で主将を務めて1996年度の全国大学選手権で惜しくも準優勝だったが、2006年に同ラグビー蹴球部の監督に就任し、2007年度から2年連続で全国大学選手権の優勝をもたらした。現在は日本ラグビーフットボール協会の理事を務めている。
本書は、「ラグビーワールドカップ2019」でラグビー日本代表がいかに“負け犬根性”から脱却したかという話から始まる。9回目となるラグビーワールドカップで日本代表は初めてベスト8入りを果たし、日本中に熱狂をもたらしたのは記憶に新しいが、それまでは日本代表のラグビーワールドカップでの...