『グレート・リセット ~ダボス会議で語られるアフターコロナの世界~』── チームの強化に役立ちそうな本を勝手にレビュー #32
コロナ後の世界を世界経済フォーラム会長が見通す
本書は、世界経済フォーラムの創設者兼会長のクラウス・シュワブ氏とオンラインメディア『マンスリー・バロメーター』の代表ティエリ・マルレ氏が、コロナ(新型コロナウイルス感染症)の流行という大規模パンデミックによって世界がどのように変化していくかを「マクロ」と「ミクロ(産業、企業、個人)」の視点から見通した書籍である。インターネットなどの発達により、相互依存性とスピード、そして複雑性を増していた世界に対して、コロナ禍がいかなるインパクトを与え、「経済」「社会的基盤」「地政学的状況」「環境」「産業」「企業」「個人」を変えることになるかが具体的に語ら...