産学官連携で実現「鯖、復活」プロジェクト チームを動かす「魔法の言葉」はない、そのワケは?
農業にIT技術を活用する事例が増えている一方、漁業での活用事例はまだ多いとはいえない。特に水温や酸素濃度など環境の変化が激しい海では、IT技術の活用はまだ難しく、データの蓄積も十分ではないからだ。
その中で福井県小浜市は、漁業者が中心となって立ち上げた田烏(たがらす)水産と福井県立大学、それにKDDIの産学官が共創し、IT技術を駆使して鯖を養殖する「鯖、復活」プロジェクトに取り組んでいる。このプロジェクトでは、酒粕を餌にした養殖の鯖を「小浜よっぱらいサバ」としてブランド化した。産官学の成功事例といえるプロジェクトで、どのようにチームが運営されているのかを、田烏水産社長の横山拓也氏と、福井...