【残業はしない。ノルマは作らない】
ワークマン土屋専務が見通す「100年続く凡人経営」 経営者がいなくても自走する自律分散型組織はこう作れ
ワークマンが積極出店を続け、売上高と利益をともに伸ばしている。従来の作業服専門店に加え、アウトドアに特化したWORKMAN Plusや、女性をターゲットにした#ワークマン女子などの新業態も展開。2021年3月期のチェーン全店売上高は1466億5300万円と、5年間でほぼ倍増し、21年9月末での店舗数は924店舗にまで増加した。
そんなワークマンの躍進を主導しているのが土屋哲雄専務だ。三井物産に30年以上勤務したのち、12年にワークマンに入社すると、データ分析によって店舗の仕入れと在庫を最適化するエクセル経営を導入して同社の成長をけん引した。加盟店の発注の手間をなくす完全自動発注システムも...