アトラシアン本社の情報サイト『WORK LIFE』より。ライターのシャイナ・ローゼン(Shaina Rozen)が、AIを活用してチームワークを飛躍的に高めるための95のプロンプトを紹介する。日々の業務やコラボレーションの現場で、AIがどのように役立つのか ー その具体的な活用例や、実践的なヒントを通じて、AI時代の新しい働き方を提案する。
本稿の要約を10秒で
- AIは個人の生産性アップだけでなく、チームで使うことで協働や成果をさらに高められる。
- AIに伝える指示のコツや、より良いアウトプットを引き出すための工夫を紹介。
- チームのコラボや成果向上に役立つ、実践的なAIプロンプト例をまとめている。
想像してみてほしい。リレーチームのレース当日、全国から集められたトップクラスのスプリンターたちが、これまで個々のタイムを縮めるために懸命に努力してきた。しかし、ひとつ大きな問題があった。彼らは個人練習ばかりに力を入れ、チームとしての練習が足りなかったのだ。
それぞれが自分の走力を磨き、毎週タイムを更新してきたものの、スタートの合図が鳴った瞬間、その努力は意味をなさなくなった。観客が驚きの目で見守る中、バトンパスはぎこちなく、スムーズさを欠いていた。一方、隣のチームは息の合ったバトンリレーで勢いを保ち続けている。個人としてもチームとしても鍛錬を重ねてきた彼らは、勝利に必要なスキルと連携を身につけていたのだ。
効率化の先にあるもの チームで実現する前進
同じことが、AIに投資する多くの組織でも起きている。
アトラシアンの「2025 AIコラボレーションインデックス」*1によれば、日常的なAI利用はこの1年で2倍に増えたにもかかわらず、組織全体の効率化やイノベーション、仕事の質の劇的な向上を実感している企業は、いまだ全体の4%に過ぎない。
一方で、実際にAI投資のリターンを得ている企業は、AIをチームの一員として位置づけ、AIによる協働や連携を優先してきた。優れたAIツールは、こうしたチームの文脈を理解し、メンバー同士の仕事を調和させることで、全員が「勝利」をつかめるように支えているのだ。
チームワークのためのAIツール
アトラシアンは20年以上にわたり、「チームワークの科学」*2を研究してきた。AIによるかつてない変化の波が押し寄せる中でも、私たちの「チーム」へのこだわりは変わっていない。
むしろ、AIの真の可能性は「人とAIの協働」にこそあると考えている。人間とAIがそれぞれの強みを持ち寄り、単独では成し得ない成果を生み出す ー それが本質だ。AIツールがチームのメンバーや目標、アイデア、プロジェクト、タスクなどの情報にアクセスできるようになれば、個人の生産性向上だけでなく、チームやビジネス全体の成功にもつながる文脈を理解できるようになる。
これこそが「Rovo」*3の本当の価値である ー チームが最高の成果を出せるように支援することだ。Rovoはアトラシアン製品内外の組織データを活用し、「誰が」「何を」「どのように」取り組んでいるかという情報を一元化する。そして、その文脈をもとに、あなたやチームが最も関連性の高い情報を素早く見つけ、学び、行動に移せるようサポートする。
人とAIの協働が本当の力を発揮するのは、AIが個人のアシスタントとして働くだけでなく、チームワークの中に組み込まれたときなのだ。
チームで成果を出すためのAIプロンプト案
AIを活用して「もっとできること」を模索しているなら*4、ぜひこれらのプロンプトを試してみてほしい。AIをチームの一員として使うことで、どんな力が引き出せるのかを実感できるはずだ。
AIに「うまく指示する」コツ
AIでできることはたくさんあるが、その成果はあなたが与える「指示=プロンプト」次第で大きく変わる。AIに伝える内容や形式を工夫することで、より質の高いアウトプットが得られる。いわゆる「プロンプトエンジニアリング」と呼ばれるこのスキルは、基本のポイントを押さえるだけで誰でも実践できる。
1. ペルソナ:どんな立場で、誰に向けて書くのか?
例:「私は人事マネージャーで、新入社員に歓迎メールを書きます。」
2. タスク:AIに何をしてほしいのか?ゴールは何か?できるだけ具体的に。
例:「新入社員に会社への歓迎を伝え、初出社日を案内し、当日の流れを説明するメールを書いてください。」
3. コンテキスト:どんな背景情報があれば、より適切なアウトプットになるか?AIの回答に含めてほしい内容は?
例:「文体はプロフェッショナルかつ温かみのあるものにしてください。初出社日は3月1日、9時に[住所]へ来社。ロビーで[マネージャー名]が出迎えます。詳細は以下のリンクを参照してください:[リンク] [リンク] [リンク]」
4. フォーマット:どんな形式で出力してほしいか?(メール文、箇条書き、表、スライドなど)
例:「メール文で、歓迎の言葉と開始日時・住所を冒頭で太字にし、その後に詳細を箇条書きやセクション分けでまとめてください。」
実践のヒント:AIを頼れる同僚だと思ってみよう。もし人に仕事を頼むなら、どんな情報や指示を伝えれば期待通りの成果が得られるか ー その視点でプロンプトを考えると、より良いアウトプットにつながる。
目標・活用シーン別プロンプト案
1. チームミーティングをより良くするAIプロンプト
- 直近のチームミーティングの主な議論ポイントやアクションアイテムを要約し、決定事項・未解決の課題・未完了のフォローアップ事項を整理してください。
- 次回のスプリントプランニングのアジェンダ案を作成してください。ブロッカーや依存関係、他チームとの情報共有の時間も含めてください。
- 直近3回分のふりかえり(レトロスペクティブ)を分析し、チームで繰り返し出ているテーマや課題を抽出し、今後取り組むべきポイントを提案してください。
- 最近のミーティングで発言や参加が少なかったメンバーを特定し、より多様な意見や参加を促すための工夫案を提案してください。
- 次回チームミーティングの冒頭を企画しています。アイスブレイクのアイデアを5つ挙げてください。また、直近および今後のメンバーの誕生日や入社記念日、最近の成果や達成したマイルストーンもまとめて、みんなでお祝いできるようにしてください。
2. 目標設定・方向性の統一・進捗管理に役立つAIプロンプト
- チームの四半期目標を確認し、現在のプロジェクトの優先順位と合っていないものがあれば指摘してください。
- チームの目標と、関連する他チームの目標を比較し、重複している部分や連携できそうなポイントがあれば教えてください。
- チームのOKR(目標と成果指標)の進捗レポートを作成し、他チームとの協力が必要な課題や依存関係を明確にしてください。
- 次回のリーダー層向け報告に向けて、チームの目標達成状況をわかりやすく可視化する方法を提案してください。
- 過去2年間のチーム目標、パフォーマンス指標、プロジェクトの成果を分析し、うまくいっている点や課題、今後の改善・成長のチャンスをまとめてください。
3. チームの業務計画と進捗管理に役立つAIプロンプト
- チーム内の現在進行中プロジェクトで、重複している作業やタスクがないか特定してください。
- Jiraのプロジェクトボードを分析し、ボトルネックを回避するために作業負荷をより適切に分散する方法を提案してください。
- 他チームからの対応が必要な未解決のブロッカーをすべてリストアップし、関係者への依頼メッセージの文案を作成してください。
- ビジネスニーズやチームのリソース状況の変化を踏まえ、バックログの優先順位を見直すための計画を提案してください。
- 前四半期に完了したタスクを振り返り、遅延や締切未達の傾向があれば指摘し、業務プロセス改善のアイデアを提案してください。
4. ナレッジ管理とオンボーディングに役立つAIプロンプト
- 新しいチームメンバー向けに、主要なリソース、連絡先、現在の優先事項をまとめたConfluenceのオンボーディングページを作成してください。
- チームのSlackチャンネルでよくある質問をまとめ、Confluence用のナレッジベース記事の原稿を作成してください。
- オンボーディングや他チームとの連携を妨げる可能性がある、チームドキュメントの不足箇所を特定してください。
- チームメンバーがプロジェクトから離れる際のナレッジ引き継ぎ用チェックリストを作成してください。
- チームのConfluenceスペースや共有ドライブを監査し、古くなったり重複しているドキュメントを特定し、整理・クリーンアップの計画を提案してください。
5. 分散・非同期コラボレーションに役立つAIプロンプト
- チームのミーティングスケジュールを分析し、タイムゾーンをまたぐメンバーの「会議疲れ」を軽減する方法を提案してください。たとえば、定例の進捗報告をLoom動画に置き換えるなどのアイデアを挙げてください。
- チームメンバーがどこにいてもプロジェクトの変更点を確実に把握できるよう、効果的なコミュニケーションプランを作成してください。
- [プロジェクト名]について送信した書面によるアナウンス内容を確認し、Loomなどの動画ツールを併用することで改善できる疑問点・フィードバック・誤解の可能性を指摘してください。
6. 部門横断コラボレーションに役立つAIプロンプト
- [チーム名]が現在取り組んでいる主なプロジェクトや施策を整理し、双方の目標達成に向けて協力できそうなポイントを提案してください。
- [部門名や事業部名]全体で設定されている目標を分析し、自チームの目標と重なっている部分や関連性のある領域を明確にしてください。
- このプロジェクト計画を確認し、組織内で協力者やステークホルダーとして巻き込むべき他チームを提案してください。
- チームが直面している最近の課題やブロッカーを特定し、サポートを得るために連携すべきチームや部門を推薦してください。
- 関連チームの最近のコミュニケーションやプロジェクトアップデートを確認し、双方にメリットのある共同施策やナレッジ共有の機会を提案してください。
7. インサイト発見と新たなチャンス創出に役立つAIプロンプト
- 最近のプロジェクト成果を分析し、チームがイノベーションや新しい取り組みに挑戦できそうな領域を提案してください。
- 顧客からのフィードバックを確認し、チームの業務に活かせる重要な気づきや示唆をまとめてください。
- チームのパフォーマンス指標の傾向を分析し、コラボレーションを強化して成果を高めるための具体的なアクションを提案してください。
- Confluence内の過去プロジェクトの「学び」や「振り返り」を調査し、現在の業務に役立つ知見を抽出してください。
- 直近のチームふりかえり(レトロスペクティブ)で出たフィードバックを集約し、繰り返し発生している課題に対して新たに試せる施策やパイロットプロジェクトを提案してください。
8. 継続的な改善とフィードバックに役立つAIプロンプト
- 現在の働き方に関するフィードバックを集めるためのチーム向けアンケートを作成し、改善が必要なポイントを特定してください。
- 直近のチームヘルスチェックで得られたフィードバックを要約し、具体的な次のアクションを提案してください。
- 新しいツールやプロセス導入など、最近の変化に対するチームの反応を分析し、スムーズな移行のための工夫やサポート策を提案してください。
- このConfluenceスペース内でチームが作成したドキュメントを確認し、[リーダー名またはメンバー名]が過去に行ったフィードバックの傾向をまとめてください。その上で、新たに作成したドキュメントをレビューし、過去のフィードバックを活かした改善点を提案してください。
- このドキュメントを確認し、自社の[分野やスキル]に関するベストプラクティスと比較してください。その上で、より良くするために検討すべき改善案をまとめてください。
9. チェンジマネジメントとコミュニケーションに役立つAIプロンプト
- 最近の組織変更を分析し、チームへの主な影響を要約してください。その上で、チームや関係者が状況を把握し、積極的に関与できるようなコミュニケーションプランを作成してください。
- 新しいプロセスやツール導入に関するチームメンバーからのフィードバックを確認し、懸念点の解消や円滑な移行に向けて協力できるアクションを提案してください。
- これからの変更によって影響を受けるステークホルダーを特定し、計画や意思決定の段階から巻き込むための具体的な関与戦略を提案してください。
- 過去のチェンジマネジメント施策から得られた教訓をまとめ、今後チームがより柔軟に変化に適応するためのベストプラクティスを提案してください。
10. イノベーションと創造的課題解決に役立つAIプロンプト
- 最近のプロジェクトで直面した課題を振り返り、チームで創造的な解決策を生み出すためのブレインストーミングセッションのアジェンダを提案してください。
- 過去のイノベーション施策に対するフィードバックを分析し、チームのアイデア創出ワークショップに活かせる新しい進め方やフォーマットを提案してください。
- 業界動向や競合他社の取り組みを調査し、チームが新たに実験・パイロットできそうな分野やテーマを提案してください。
- 他チームや他部門で生まれた成功事例をまとめ、自チームで応用・発展できるアイデアを提案してください。
- 最近の顧客やユーザーからのフィードバックをもとに、未解決のニーズや課題に対応するためにチームで検討できる新しい製品機能、業務プロセスの改善、サービス強化案などを提案してください。
チーム別で使えるプロンプト案
1. エンジニアリングチーム向けプロンプト
- 最近のインシデントレポートを分析し、チームで対応すべき傾向や繰り返し発生している課題を特定してください。
- チームが直近で直面した技術的な課題をもとに、ナレッジ共有セッションのアジェンダを作成してください。
- 次回スプリントにおける他チームとの依存関係を洗い出し、円滑な連携のためのコミュニケーション戦略を提案してください。
- チーム全員が意見を出し合ったブリーフをもとに、誰でも理解しやすいプロジェクト計画を作成してください。
2. 人事チーム向けプロンプト
- 直近の従業員エンゲージメント調査のフィードバックを要約し、チーム全体で取り組むべきアクション項目を抽出してください。
- 自社で過去に作成した類似職種の求人票例を提示し、この求人票へのフィードバックを提案してください。
- 学習・能力開発プログラムへの参加率が低いチームを特定し、ターゲットを絞った働きかけやリソース提供によるエンゲージメント向上策を提案してください。
- オンボーディングに関するフィードバックを分析し、部門横断のコラボレーションを促進するための改善案を提案してください。
- 組織変革期において、マネージャーがチームのウェルビーイングを支援するためのチェックリストを作成してください。
3. マーケティングチーム向けプロンプト
- 地域ごとのキャンペーン成果を要約し、成功を高めるために他チームと連携できる領域を提案してください。
- プロダクトローンチや営業施策と連動したコンテンツカレンダーを作成し、チームメンバーや協力者に割り振るべきタスクも整理してください。
- 各チャネルでのメッセージの一貫性に不足がある箇所を特定し、改善のための具体的なプランを提案してください。
- 直近のキャンペーンに対する顧客フィードバックを分析し、課題解決に向けたチームアクションを提案してください。
- 今後参加可能な業界イベントをリサーチし、ターゲット層へのリーチ拡大に向けてどのチームと戦略的に連携すべきか提案してください。
4. ファイナンスチーム向けプロンプト
- 全プロジェクトの予算状況を要約し、再予測が必要なチームを特定してください。
- 近日実施予定の財務ポリシー変更について、部門横断でのコミュニケーションプランを作成してください。
- 経費承認プロセスで繰り返し発生しているボトルネックを特定し、業務改善策を提案してください。
- 支出データを分析し(計算ミスがないか必ず再確認)、コスト削減のためにチーム間で協力できる領域を提案してください。
- 四半期決算に必要な、複数部門の協力が求められるタスクのチェックリストを作成してください。
5. 法務チーム向けプロンプト
- チームごとの契約書レビュー依頼を要約し、特に緊急性の高い部門横断の依存関係を明確にしてください。
- 非法務部門向けによくある法律相談をまとめたナレッジベース記事をConfluence用に作成してください。
- チーム間で繰り返し発生しているコンプライアンス課題を特定し、全社向けのトレーニングセッションを提案してください。
- 最近のポリシー更新内容を分析し、影響を受ける全チームへの効果的なコミュニケーション戦略を提案してください。
- 直近の法規制対応の締切を一覧化し、各タスクの担当チームを明確にしてください。
6. プロダクトマネジメントチーム向けプロンプト
- 顧客フィードバックの傾向を要約し、課題解決に向けて連携すべきチームを提案してください。
- チーム間の依存関係や共通マイルストーンを強調したロードマップ更新案を作成してください。
- ターゲットユーザーに基づくユーザーリサーチの不足点を特定し、今後の調査に巻き込むべきチームを提案してください。
- 機能要望を分析し、エンジニアリングやデザイン部門と実施する優先順位付けワークショップのアジェンダを作成してください。
- 現在オープンになっているプロダクトリスクを一覧化し、チーム連携が必要なリスク対策案を提案してください。
7. ITチーム向けプロンプト
- 最近のヘルプデスクチケットを分析し、従業員や顧客が繰り返し直面している技術的課題を特定してください。その上で、ITチームが実施できる協働的な解決策や業務改善案を提案してください。
- 近日予定されているソフトウェアアップデートやシステム変更について、全関係者がスムーズに移行できるよう、コミュニケーションプランを作成してください。
- 社内ドキュメントやナレッジベース記事を確認し、情報の不足や古くなっている箇所を特定した上で、ユーザーサポート強化のためにITチームが更新・新規作成すべきトピックを提案してください。
- ITチーム内の現在の業務分担状況を評価し、優先度の高いサポート依頼に効率的に対応できるよう、担当割り振りの見直しやサブチーム編成の提案をしてください。
- 複数チームに影響する今後のシステム変更について、コミュニケーションプランを作成し、最初の案内文のアウトライン(想定される質問に答える重要ポイントを含む)を作成してください。
8. カスタマーサポートチーム向けプロンプト
- サポートチケットをカテゴリ別に集計し、繰り返し発生している課題に対して他部門と連携できる解決策を提案してください。
- サポートドキュメントの知識不足や情報の抜けを特定し、チームで取り組むドキュメントスプリントを提案してください。
- 現在オープンになっているエスカレーション案件を一覧化し、他部門の対応が必要なものを明確にしてください。
- 直近の顧客満足度調査の結果を分析し、共通するフィードバックテーマに対応するためにサポートチームが主導できる部門横断の取り組み案を提案してください。
9. デザイン/UXチーム向けプロンプト
- ユーザビリティテストの結果を要約し、フォローアップアクションに関与すべきチームを提案してください。
- 部門横断のフィードバックセッションを含むデザインレビューのアジェンダを作成してください。
- プロダクト間で発生しているデザインパターンの不整合を特定し、解決策を議論するためのチームワークショップのアジェンダを提案してください。
- 直近のリリースに対するフィードバックを分析し、他部門と連携した改善案を提案してください。
- 現在オープンになっているデザインリクエストを一覧化し、他チームへの依存がある案件を明確にしてください。
10. プロジェクト/プログラムマネジメントチーム向けプロンプト
- 全チームのプロジェクト進捗状況を要約し、納期遅延のリスクがある成果物を明確にしてください。
- 本プロジェクト内の未完了タスクを一覧化し、期限超過のものを優先順位付けした上で、担当者へのリマインダー文案を作成してください。
- リソース配分の競合を特定し、チーム間の連携を強化するための解決策を提案してください。
- プロジェクトのタイムラインを分析し、各チームの稼働状況を踏まえたスケジュール調整案を提案してください。
- 現在オープンになっているリスクを一覧化し、部門横断での対応が必要なリスクを明確にしてください。
11. セールスチーム向けプロンプト
- 直近のセールスパイプラインデータを分析し、複数メンバーによるサポートが必要な大型案件や重要顧客へのチーム連携の機会を特定してください。
- 過去四半期の受注/失注レポートを確認し、成功事例の再現や共通課題の解決に向けた部門横断のナレッジシェアセッションを提案してください。
- 顧客フィードバックや営業活動メモを精査し、新たな反論やトレンドを抽出した上で、営業メッセージの改善に向けた協働アプローチを提案してください。
- チーム内での重複アプローチや同一顧客への複数接触を特定し、コミュニケーションの最適化とカバレッジ最大化のための調整プランを提案してください。
- 今後予定されているプロダクトローンチや新機能リリースを要約し、全営業メンバーが価値提案を効果的に行えるような協働型コミュニケーションプランを作成してください。
12. リスク&コンプライアンスチーム向けプロンプト
- 直近の監査結果やインシデントレポートを分析し、繰り返し発生しているコンプライアンス上の課題やリスクに対して、チームで実施できる協働的な対応策を提案してください。
- 業界に関連する今後の規制変更を確認し、全事業部門が準備・遵守できるようなチーム主導の対応計画を作成してください。
- サプライチェーンパートナーのパフォーマンスデータを精査し、コンプライアンスや業務リスクをもたらす可能性のあるベンダーやプロセスを特定した上で、チームによるフォローアップアクションを提案してください。
- 各部門で実施されたリスクアセスメントの結果を要約し、優先度の高いリスクを軽減するための部門横断の会議や取り組みを提案してください。
- ポリシー違反やヒヤリハット事例の傾向を特定し、リスク体制強化のためにチームで実施すべきトレーニングテーマや業務改善案を提案してください。
AIでチームの働き方を変える
これらのプロンプトは、ほんの始まりに過ぎない。AIの可能性を実感すれば、そのアウトプットを次のステップのインプットとして活用できるようになる。
AIを活用したアイデアでインパクトを生み出すための、簡単な3つの方法を紹介する。

